2017-11-05

#VimConf2017 に参加した話

昨日 VimConf2017 に参加してきました。
ブログを書くのはしばらくぶりですが、ブログ記事を書くまでがVimConfということなので書きます。

雑感

VimConf は An international Vim Conference とあり、英語onlyの発表だったり日本語の発表でもスライドが英語で作られていたり、Vim熱を感じました。 英語の勉強にと僕は借りなかったのですが、日英同時通訳ありのレシーバーの貸し出しもありました。TwitterのTLを見ていると @ujm さんの英日翻訳がとても面白かったらしく, 会場内では不定期に笑いが起こっていました。

会場はノベルティ、Wi-Fi、個人用コンセントだけでなく、コーヒーあり、お弁当あり、懇親会まで参加できるという至れりつくせりでした。 個人的にはtwitterアイコンが印刷された名札をもらえたのがとても嬉しかったです。 Meguro.vim に今後行くことがあればつけていきたい。

発表

発表のセッションは下記のリンクにまとめたように盛りだくさんでしたが、どれも刺激的かつ内容に被りがなかったところにvimの懐の広さを感じました。

個人的によかったのは haya14busa さん、dice_zuさんの発表です。

haya14busaさんのキーノートはhaya14busaさん自身の経歴を振り返り、どうVimコミュニティに関わってきたかでした。 本家の開発が止まっていたEasyMotion をフォークして修正していたところ本家のcollaboratorになり。 incsearch.vim をvimプラグインとして開発していたところついにvim本家の機能としてパッチに取りこまれたり。順々とキャリアを積み上げていくスタイルがかっこいいと思いました。
発表資料も作りこまれていて、 Diversity of Vim community - Type of Vim users のネタは秀逸でした。

次にdice_zuさんの発表、 ordinary なVimユーザーがvimにcontributeするとは、という話です。 自分も普通のユーザーなので, バグを見つけてCのコードーベースから原因を特定し、vim-dev にパッチを送る、というまではすごく高いハードルに見えます。ですがdice_zuさんによれば、必要なのは a great passion だけ。 毎日最新のvimをビルドすること、職場でのVimトークをすることで何かしらイシューは発見できる。 懇親会でもお話させてもらい、その姿勢だけでも十分 ordinary として強いと思いましたが、最新のvimにキャッチアップするのは良いと思うので、まずそこから真似していきたいなと思います。

まとめ

他にもVim界のレジェンドであるmattn_jpさん、k_takataさん、kaoriyaさんらのVim鼎談など、聞いててためになる情報密度の高い発表が盛りだくさんでした。

まだまだ消化不良なので、今日はのんびりVimConfの余韻に浸かっていようと思います。